【在宅でも職場でも!】プロが本気でおすすめするオフィスチェア 選び方5つのポイントは?

在宅とオフィス、集中とリラックス—働く場所や働き方が多様化する中で、チェアに求められる価値は確実に変わりつつあります。

今回のコラムではオフィス家具のプロ、弊社ウチダシステムズの社員が「本気でおすすめするチェア」のポイントを5つのグループに分類し解説します。
座り心地、機能を究極まで追求する人間工学、デザイン哲学や心理学、さらには働き方の多様性など、さまざまな観点からの推しポイントをお楽しみ下さい。

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「Less is more:ミニマルなメカ&自然なフィット」

最初におすすめするのはこちら、Herman Miller社のチェア。
「座った瞬間にからだに馴染む」「過度な調整をしなくても最適化される」「メカが少なくても快適な構造」という、快適性と機能性に特化しているのが魅力です。

Less is more(レス・イズ・モア)とは、「少ないほど豊かである」という意味で、モダンデザインの機能主義を象徴する言葉。建築家、ミース・ファン・デル・ローエが広げたコンセプトです。*1

できるだけ余分な要素をそぎ落とした、シンプルかつ実用性の高いデザインが特徴。あえて最小限の要素に絞り込むからこそ、1つひとつの要素をおろそかにできない。このこだわりこそが完璧を生む—世界中のデザイナーに大きな影響を与えたバウハウスデザインの信条です。*2

現代の高機能チェアは、かつてのようにレバーの数を誇るような製品ではありません。
これからみていくチェアはどれも必要最小限のメカで「自然な姿勢」へ導く優れたデザインと機能を備えています。

SAYL® Chair(Herman Miller):セイル ¥113,300~

https://www.hermanmiller.com/ja_jp/products/seating/office-chairs/sayl-chairs/

蒸れにくく、見た目も物理的にも軽やかで、背もたれのしなりが背中と腰にやさしくフィットするメッシュは、圧倒的な支持を誇る素材です。
SAYLは、在宅ワーク用としても人気があり、「そのメッシュ構造が唯一無二で、合理的」と、弊社社員イチオシのチェアです。

https://www.hermanmiller.com/ja_jp/research/categories/case-studies/fuseproject/

Aeron® Chair(Herman Miller):アーロン ¥264,000~

https://www.hermanmiller.com/ja_jp/products/seating/office-chairs/aeron-chairs/

人間工学に基づいて設計されたAeronは、幅広い体型に対応できるように設計されています。30年前に発表された当時から今にいたるまでマイナーアップデートを繰り返しつつ、もはやアイコンとなった不変のデザインは多くのファンに支持されています。
ウチダシステムズには、このチェアに憧れてこの業界に入った社員もいるほど。
海洋プラスチックを椅子本体に使用し、身体だけでなく環境にも優しい製品です。 

Cosm® Chair(Herman Miller):コズム ¥209,000~

https://www.hermanmiller.com/ja_jp/products/seating/office-chairs/cosm-chairs/

Cosmは、身体、動き、姿勢に瞬時に反応して、自然にバランスを取り、座る人を完全にサポートします。その快適さは、チェアに座っていることを忘れさせてしまうといわれるほど。

弊社社員からは、「すべてを包み込んでくれる感覚」「アームが特徴的で、デザインアイコンとして優れている」「高価格モデルとして満足度が高い」という声が挙がりました。

「ハイブリッドワーク:後傾とリラックスのデザイン」

次のグループは現在の多様な働き方と親和性の高いチョイスです。

「自然な後傾を支えるチェア」は、働く場所がオフィスに固定されないハイブリッドワークの潮流と響き合っています
在宅・オフィス・サテライトを横断する働き方は、「ワーク姿勢=ひとつの型」という従来の前提を壊し、動きやすくかつ寄りかかりやすい設計へと進化しているのです。

Generation® Chair(Knoll):ジェネレーション★ ¥178,112~

https://www.knoll.com/shop/en_us/home-office-ergonomic-work-chairs/generation-chair-by-knoll/1093.html

Generationはフレームレス・フレックスバック。多様な姿勢をサポートし、多方向への動きを可能にします。構造の曲線とネット特有の性質が組み合わさることで、左右へのしなやかな動きを実現し、肩や腰部を最適にサポートします。

実際に使っている社員からは、「一見奇抜に見えるデザインも、見慣れるほどに適度な主張で、空間のアクセントになる」「長時間座っていられるサイズ感。重量が大きすぎず、小さすぎず、ほど良い」「背の柔軟性、アームの機構、座の調節がプロダクトとして優れている」と評価されています。

Karman™ Chair(Steelcase):カーマン★ ¥244,200~

https://www.steelcase.com/asia-ja/products/office-chairs/steelcase-karman

Karmanは、柔軟にしなる超軽量フレームと独自の高機能テキスタイルの一体化で、どんな体型や姿勢にもフィットしながら比類のない座り心地を実現。トップクラスのメッシュチェアを凌駕しています。

実際に使用している社員からは、「フィット感が高い」「柔らかいメッシュが体に沿う」「背が柔らかい」という声が聞かれました。

「色彩心理学:多彩な色合いとゾーニング」

オフィスチェアに採用される多彩な色は、単なる装飾に留まらず、色彩心理学とゾーニングを連動させた戦略的なツールとして機能します*3
色は従業員の気分、幸福感、さらには仕事の成果に与える重要な要素であり、職場の美的なクオリティや企業のブランディングを向上させるためにも有益です。

たとえば、国産メーカーが得意とするニュアンスカラーは、「穏やかで協働しやすい空間づくり」に貢献しますし、逆に鮮やかな色は創造性や遊びを許容する文化に寄与します。

Levi® Chair(ITOKI):レヴィ ¥83,800~

https://catalog.itoki.jp/series/ShowSeries.action?seriesCode=2279

Leviは、背にもたれると操作レスでロッキングし、作業姿勢から休息姿勢をサポートします。また、豊富な張地とカラー展開が特徴。シンプルなフォルムなのでさまざまなシーンに合わせてコーディネートすることができます。

弊社社員からは、「座ると後傾姿勢になり、長時間でも疲れにくい」「見た目がシンプルで空間に馴染む」というコメントが寄せられています。

https://catalog.itoki.jp/series/ShowSeries.action?seriesCode=2279

Elfie® Chair(内田洋行):エルフィー★ ¥83,600~

https://office.uchida.co.jp/products/elfie/

Elfieは、どんなシーンにもなじむシンプルなデザインと多彩なバリエーション、軽い体重移動で自在にリクライニングをコントロールできる高品質なメカニズムが搭載され、座り心地のよさを提供しています。

ウチダシステムズのオフィスでも使われており、「しっかりした座り心地が良い」「背もたれがやわらかい」と社員からも好評価を受けています。

Nimbus® Chair(内田洋行):ニンバス★ ¥66,600~

https://office.uchida.co.jp/products/nimbus/

3層構造の座クッションと腰をほどよく包む背メッシュによる心地よいシートで、多様な体格にフィットする調整機構を備えています。

社員からは「はっきりした色が選べるデザイン性」を支持する声が多く、弊社オフィスでも使われています。

Act2® Chair(ITOKI):アクト2 ¥92,900~

https://www.itoki.jp/special/act/index.html

Act2は、通気性にすぐれた新開発素材「レスピテック」を採用し、長時間のデスクワークでも心地よさを保ち続けます。また、姿勢の要となる⾻盤と第三腰椎の2点を支えることで、背骨を自然なS字形状に保ち、腰の負担を軽減します。

社員からは「やわらかい座り心地」「シンプルで扱いやすい」点が高評価でした。

「Less but better:シンプルなデザインがつくる汎用性」

最初にふれた「Less is more」と同じバウハウスデザインの流れをくむデザイン哲学に「Less but better」というコンセプトがあります。「より良いデザインは、より少ないデザインである」という意味で、伝説的なイントリアルデザイナー、ディーター・ラムスが提唱したコンセプトです。*4
彼は、有名な「良いデザインの10原則」の1つに、「良いデザインは可能な限りデザインをしない(Good design is as little design as possible)」を掲げています。

このグループは、必要最小限のシンプルなデザインが、結果として多様な用途に対応可能な汎用性をもたらすチェアです。

Vertebra03®(ITOKI):バーテブラ ¥85,800~

https://www.itoki.jp/consumer/products/feature/vertebra/

Vertebra03は、これまでのオフィス家具にはなかった、リビングワークにも馴染む佇まいと、快適性を実現する先進のメカニズムを搭載しています。
また、ユーザーや空間の個性に合わせて自在にカスタマイズできる拡張性の高さも特長です。

ウチダシステムズの社員からは、「オフィスチェア兼ミーティングチェア、在宅ワークなど多用途で使える」「こぢんまりしているのに座り心地が良い」「座面が動き、体に合わせて窮屈にならない」「張地やフレームのバリエーションが豊富で女性人気も高い」と好評です。

Reflek® Chair(内田洋行):リーフレク★ ¥97,200~

https://office.uchida.co.jp/products/reflek/

Reflekは、座り心地のよさと自由度が融合したデザインです。また、多様な体格にフィットする調節機能や姿勢のサポートなど優れた機能性も備えています。

弊社のオフィスでも使っていますが、「体格・体の動きにフィットして人を選ばない」「癖のないデザインで空間に馴染むニュートラルさを備えている」「機能とデザインのバランスが良い」と好評です。

.03 Chair(Vitra):ゼロスリー★ ¥89,100

https://www.vitra.com/ja-jp/product/details/03

.03は、一見すると控えめなデザインですが、驚くほどの快適性を備えています。弾力性のある一体型のポリウレタンフォームで作られたシートシェルは、背もたれに埋め込まれたバネによって支えられ、座る人の体に合わせてしなります。

実際に使用している社員は、「背座が一体でしなやかに動き、柔軟性が高い」「汚れても拭けるなど、メンテナンス性が良い」点を高く評価しています。

Sylphy Chair(オカムラ): シルフィ  ¥103,900~

https://www.okamura.co.jp/corporate/news/product/2014/sylphy.html

Sylphyは、背もたれのカーブを体型に合わせて調節できる新機構「バックカーブアジャスト機構」を搭載しているため、オフィスで働く1人ひとりのからだに合わせてフィットします。
社員は、座り心地と機能性、汎用性を高く評価しています。 

「エルゴノミックチェア(Ergonomic chair):長時間の集中を支える人間工学+α」

エルゴノミックチェアとは、人間工学(Ergonomics)に基づき、身体に合わせて細かく調整できるチェアを指し、長時間の集中力維持に重要な役割を果たします。*5
適切な姿勢支持によって身体的負荷が減少し、痛みや不快感による注意の分散を防ぐことで、認知タスクに集中できる状態が持続します。
職場環境を人間工学的に整えることは、身体的快適性の向上だけでなく、認知的パフォーマンスの持久力を高め、生産性を支える科学的に有効な手法なのです。

ここまで見てきたチェアも人間工学に基づいた優れた機能を備えていますが、このグループのチェアは高価格帯だけあって、さらにもう一歩進んだ機能が備わっています。

Embody® Chair(Herman Miller):エンボディ ¥284,900~

https://www.hermanmiller.com/ja_jp/products/seating/office-chairs/embody-chairs/

Embodyの開発には、生体力学、視覚、理学療法、人間工学の分野における20名以上の医師と博士の専門性が結集。「座るだけで思考を促進するインテリジェントなチェア」を実現しました。*6

ゲーミング用途でも人気のあるEmbodyは、「なんといっても背中の見た目が美しい(バックシャン)」という声が多いのですが、「腰のホールド感がしっかりしていて、座った瞬間に馴染む」と、その機能性を支持する社員も大勢います。

Leap™ Chair(Steelcase):リープ★ ¥277,100~

https://www.steelcase.com/asia-ja/products/office-chairs/leap

Leapは、ライブバック機構を搭載し「人の背骨を真似る」世界初のチェアです。ユーザー調査によって、独自技術がもたらす健康上のメリットが明らかになりました。さらに、Leapを使用することで従業員1人あたりの生産性が平均で17.8%向上したことが実証されました。

オフィスで実際に使用している弊社社員は「包み込むような座り心地」に魅せられています。

ingCloud(コクヨ): インクラウド  ¥238,000~

https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/special/ing-series/ingcloud/

ingCloudは、新機構・3Dウルトラオートフィットが体圧を流動的に分散させることで、圧倒的な浮遊感を実現しています。どんな姿勢でも身体と一体化し、集中力、思考力、想像力を高めます。

弊社社員は、「国産オフィスファニチャーメーカーの未来を感じた」 「場所や広さ、ワークを選ぶものの、長時間デスクワークには最高」と絶賛しています。 

おわりに

多くの企業が数十〜数百脚規模で導入するオフィスチェア選定では、コストバランスに優れ、空間全体と調和するデザインや色味がまず求められます。

一方、社員の声に耳を傾けると、評価軸の中心は一貫して「座り心地」。包み込まれるような背面や、長時間でも疲れにくい自然なフィット感が重要視されています。
中でもメッシュ素材は、蒸れにくさと身体の動きに寄り添うしなやかさから高い支持を獲得しており、過度な調整を必要としないシンプルで快適な設計が好まれる傾向にあります。

社員の声に耳を傾け、コストと意匠性に加え、日々の働きやすさを支える快適性までを含めて考えることが、これからのオフィスチェア選定に欠かせない視点といえるでしょう。

この記事を書いた人

そしきLab編集部

ウチダシステムズのスタッフを中心に、組織作りや場づくりについて議論を交わしています。業務の中で実際に役に立ったことなどを紹介していきます。

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資料一覧

*1
出所)Ideas for good「Less is Moreとは・意味」
https://ideasforgood.jp/glossary/less-is-more/

*2
出所)Bauhaus Japan「バウハウスとは何か—芸術運動、様式、歴史の解説」(2022年10月5日)
https://officialbauhaus.jp/blogs/magazine/what-is-bauhaus

*3
出所)Nattha Savavibool, Birgitta Gatersleben, Chumporn Moorapun“The Effects of Colour in Work Environment”: Asian Journal of Behavioural Studies 3(13):149”(2018年8月)
https://www.researchgate.net/publication/327504773_The_Effects_of_Colour_in_Work_Environment_A_systematic_review

*4
出所)Bauhaus Japan「ディーター・ラムス: タイムレスなデザインを生み出した「良いデザイン」10の原則」(2024年4月15日)
https://officialbauhaus.jp/blogs/magazine/dieter-rams-10-timeless-commandments-for-good-design?srsltid=AfmBOopHZNNOdJy5-jyRvjiF4wS9HKNEFEm3cArWPxNY7g5ltzYVeYIn

*5
出所)Richard Ferris “How ergonomic seating improves employee well-being and productivity”(2025年4月21日)
https://focus.flokk.com/how-ergonomic-seating-improves-employee-well-being-and-productivity?utm_source=chatgpt.com

*6
出所)Herman Miller「座るだけで思考を促進するインテリジェントなチェア」
https://www.hermanmiller.com/ja_jp/products/seating/office-chairs/embody-chairs/product-details/


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