
災害への備えを“体力”から考える
豊島区高田にある社会福祉法人フロンティア 特別養護老人ホーム山吹の里にて、地域住民や近隣企業の方々を対象にした防災イベント「地域防災を考える〜もし、自然災害が起こった時、みなさんはどうしますか?〜」が開催されました。
本イベントでは、近年注目を集めている「減災体力測定」プログラムを通じて、災害時に自分自身や他者を守るために必要な“体力”を可視化。地域と施設が一体となり、防災への意識を高める一日となりました。
実施の背景
きっかけは、山吹の里:五十嵐副施設長様が、当社ウチダシステムズの公式サイトに掲載していた「ウィンゲート社による減災体力測定」の紹介記事をご覧になったことでした。(参考:AIが集めるトレンドニュースより)
「ぜひ山吹の里でも実施してみたい」とのお問い合わせをいただき、当社からウィンゲート社へ橋渡しを行う形で、今回の企画が実現しました。山吹の里では、毎年この時期に防災をテーマにした地域交流イベントを開催しており、ウチダシステムズもその運営に携わっています。
イベント概要
・日時:2025年10月22日(水)全4回開催
・場所:特別養護老人ホーム 山吹の里 (豊島区高田三丁目)
・参加者:地域住民および近隣企業の社員 約40名
・主催:社会福祉法人フロンティア 山吹の里
・協力:株式会社ウィンゲート、株式会社ウチダシステムズ
会場となった地域交流スペース「カフェテラス山吹」は、当社がリニューアルを手掛けた空間です。温かみのある内装と機能的なレイアウトにより、イベントやこども食堂など、交流の場として活用されています。
「減災体力測定」とは
ウィンゲート社が開発した「減災体力測定」は、災害時に求められる「逃げ切る力」「助ける力」を科学的に測定するプログラムです。椅子立ち上がり(脚力)や片足立ち(バランス)、ステップテスト(敏捷性)など、5つの動作を通じて体力を数値化・評価する仕組みで、測定結果を専用アプリに入力することで個人の防災行動能力を“見える化”します。
高齢者施設や自治体、防災関連団体などでも実施されており、参加者が自分の身体能力を実感しながら防災意識を高めるきっかけになるとして注目されています。

(ウィンゲート社サイトより)

和やかな雰囲気の中で、自分の「防災力」を測る
開会の挨拶では、山吹の里:五十嵐副施設長様から「災害が起こったとき、自力で逃げられる体力があるか、近くの人を助けながら逃げられる体力があるかを知る機会にしていただきたい」との言葉があり、参加者の防災意識がぐっと高まりました。

測定会では、参加者が笑顔で声を掛け合いながら、各自が高スコアを目指して真剣に取り組む姿が見られました。測定結果に喜ぶ方もいれば、「もっと体力をつけないと」といった前向きな感想も聞かれ、終始和気あいあいとした雰囲気の中で進行しました。

“ご縁”がつないだ今回の取り組み
今回、ウチダシステムズは五十嵐副施設長様からのご相談をきっかけに、ウィンゲート社との調整や当日のサポートなどをお手伝いしました。
会場となった地域交流スペース「カフェテラス山吹」は、当社が以前リニューアルを担当した空間。普段からご利用者様や地域の方々が集まる場所として親しまれており、この日もその空間が、防災をテーマにした交流と学びの場として活用されました。
イベント当日は、当社社員も見学やお手伝いをしながら、地域の皆さまや職員の方々が楽しそうに測定に取り組む様子を拝見しました。
地域とともに、安心・安全な未来を育む
イベント後には、「地域の皆様と交流できたことが嬉しい」「防災の大切さを改めて感じた」といった声が多く聞かれました。施設職員の皆様からも、「今後もこうした体験型イベントを継続したい」との前向きな感想をいただきました。
地域と施設がともに防災を学び合うこうした取り組みは、入居者の安心はもちろん、地域全体のレジリエンスを高める重要な一歩です。
ウチダシステムズは、これからもお客様とのご縁を大切に、施設が地域とともに歩み続ける場づくりをお手伝いしていきたいと考えています。
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この記事を書いた人

そしきLab編集部
ウチダシステムズのスタッフを中心に、組織作りや場づくりについて議論を交わしています。業務の中で実際に役に立ったことなどを紹介していきます。

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