7ヵ国の人事・組織の幹部が来日!日本のオフィスツアーで探る、組織成長戦略

「自社オフィスは、社員の能力を最大限に引き出せているのか?」
「働き方改革に取り組んでいるけれど、本当に効果が出ているのか…?」
「海外の先進企業は、どのようなオフィス環境を構築しているのだろう?」

そんな疑問や悩みを抱えている、日本の企業経営者、人事・総務、経営企画部の皆様へ。

先日、ウチダシステムズ東京本社にて、海外産業人材育成協会(AOTS)様の研修の一環として、7カ国(オーストラリア、ベルギー、中国、イタリア、韓国、オランダ、シンガポール)の組織・人事を牽引する、未来のリーダーたち をお迎えし、オフィス見学ツアーを開催しました。

このツアーは、日本企業の働き方や実際のオフィス環境を体験し、各国の参加者が自国へのヒントを持ち帰ることを目的として実施されました。その中で、各国の人事・組織戦略のプロフェッショナル達は、日本のオフィス環境から何を感じ、何を学んだのでしょうか?

本記事では、ツアーでの様子や、参加者へのアンケート結果から見えてきた、世界と日本の働き方の違い、そして、これからの時代に求められる「最適なオフィス」の姿を紐解いていきます。

各国の人事・組織戦略のプロたちが注目!ウチダシステムズのオフィスツアーで得られた、貴重な気づき

ツアーでは、まず日本の働き方改革の歴史やオフィス文化の変遷を解説し、その後、ウチダシステムズの実際の働き方や人事制度を紹介しました。

オフィス見学では、「ABW(Activity Based Working:仕事内容に合わせて、働く場所を自由に選べる働き方)」 を実践するウチダシステムズのオフィスを、じっくりとご覧いただきました。

特に、参加者から高い関心を集めたのが、以下の2つのエリアです。

遮音性を重視したオンライン会議スペース
リモートワークやオンライン会議が一般的となった現在、周囲の雑音を気にせずに集中できる環境は、業務効率を高める上で非常に重要です。参加者からは、「自国でも導入したい」という声が多く聞かれました。

フレキシブルなワークスペース
固定席を設けず、社員が自由に働く場所を選べる、オープンな空間も注目を集めました。特に、中国からの参加者は、自国ではまだ導入例が少ないとしながらも、「席を固定しない柔軟な配置が印象的」と、そのメリットに注目していました。

質疑応答では、ウチダシステムズの代表取締役社長・岩田や人事部メンバーも参加し、参加者からの質問に直接回答。

「幹部用の個室は必要ないのか?」「フリーアドレスは本当に効果があるのか?」など、各国が抱える課題に基づいた、活発な意見交換が行われ、日本と各国の働き方の違いを深く掘り下げる、貴重な時間となりました。

アンケート結果から浮き彫りになった、世界と日本の「働き方」ギャップ

ツアー後に実施したアンケート結果からは、参加者が日本のオフィス環境から多くの刺激を受け、自国の働き方やオフィス環境を見直すきっかけを得たことが伺えます。しかし同時に、国や文化によって「最適」なオフィス環境は異なるということも、改めて浮き彫りになりました。

幹部用の個室が必要とされる文化の国では、日本のオープンスペース設計は難しいかもしれない

オーストラリアからの参加者

勤務先の雰囲気がかなり異なり、フリーアドレス文化は自由な議論を生む一方、根付かせるには課題が多い

韓国からの参加者

これらの意見は、オフィス環境の構築において、各国の文化や働き方に対する考え方を考慮する必要があることを示唆しています。

また、アンケートでは、各国が抱える働き方に関する課題も明らかになりました。

• オーストラリア:経験豊富で即戦力となる人材の確保
• ベルギー:オープンオフィス導入への抵抗感
• 中国:ワークライフバランスの欠如、長時間労働
• イタリア:世代間で異なる従業員ニーズへの対応
• 韓国:若年層の離職率の高さ
• オランダ:高齢者の採用増加
• シンガポール:フレキシブルな勤務形態への移行

これらの課題は、国によって異なるものの、「人材の確保・定着」「従業員満足度の向上」「生産性向上」といった、企業の持続的な成長に直結する、重要なテーマであることが分かります。

実際のアンケート用紙

最適なオフィス」は一日にして成らず!企業ごとの「カスタマイズ」が成功の鍵

7ヵ国の人事・組織戦略のプロたちの反応、そしてアンケート結果から見えてきたのは、働き方やオフィス環境の「最適解」は、国や文化、そして企業によって異なるということです。

画一的な「働き方改革」や「オフィス改革」では、真の課題解決には繋がりません。企業の経営理念、事業内容、従業員の働き方、そして各国固有の文化や労働環境を踏まえた上で、個社ごとに最適化されたオフィス環境を構築することが、これからの時代には求められています。

オフィスは、単なる「働く場所」ではありません。企業の理念を体現し、社員のモチベーションを高め、企業の持続的な成長を支える、重要な経営基盤です。

未来の企業成長のために、オフィスを見直してみませんか?

この記事を書いた人

そしきLab編集部

ウチダシステムズのスタッフを中心に、組織作りや場づくりについて議論を交わしています。業務の中で実際に役に立ったことなどを紹介していきます。


組織力の強化や組織文化が根付くオフィス作りをお考えなら、ウチダシステムズにご相談ください。

企画コンサルティングから設計、構築、運用までトータルな製品・サービス・システムをご提供しています。お客様の課題に寄り添った提案が得意です。

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【この記事は生成AIを利用し、世界のオフィスづくりや働き方に関するニュースをキュレーションしています】