中国・佛山に設置された〈Flipmod〉は、暑い亜熱帯都市の暮らしに合わせて、人が自分の手で形を変えられる小さな建築です。河岸の歩道や小学校の入口近くといった、見過ごされやすい場所に置かれ、日陰や居場所を生み出します。
この建築は、手動で屋根の角度や形を調整できるのが特徴です。時間によって変わる日差しに合わせて、屋根を動かし、より快適な空間をつくれます。座面もベンチやテーブルとして使い分けることができ、利用する人の行動に合わせて空間が少しずつ変化します。
〈Flipmod〉は、完成された形を一方的に与えるのではなく、人と気候が一緒に空間をつくるという新しい考え方を示しています。日常の風景をやさしく変える建築として、その可能性に注目したくなる事例です。
出典 : 都市のすきまをハックする、手動可動の小さな建築〈Flipmod〉アンビット・ナラティブ・デザイン、中国 – TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア https://mag.tecture.jp/culture/20260415-flipmod/
