オフィスの移転やリニューアルに際して、どんな内装にすべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか? オフィスの内装によっては、さまざまな効果が得られることがあります。そこで今回は、オフィスの効果的な内装事例を紹介していきます。
オフィスの内装を考える前に、なにを実現したいかを考える
オフィスをおしゃれにしたい、スタイリッシュにしたいと考える方は多いはず。しかし単に見た目を整えるだけでは、限定的な効果しか得られず、リソースの無駄遣いになってしまう場合も。また、見た目にこだわりすぎると機能的ではなくなり、かえって働きにくいオフィスになってしまうリスクもあります。そのため、自社にとってどのようなオフィスが最適なのかをしっかりと考え、それを目的とした設計を行うことが重要です。
例えば、顧客が頻繁に訪れるショールームの役割を果たすオフィスであれば、見栄えを重視したデザインにすることもあります。一方、来客が少なく、主に社員が使用するようなオフィスであれば、社員の使い勝手に重点を置いた設計が求められるでしょう。
デザイン性の高いオフィスの内装による効果
オフィスの内装をデザイン性の高いものにすることで、さまざまな効果が期待できます。ここでいう「デザイン性」とは、単に見た目の華やかさを指すのではなく、従業員の働きやすさを考慮した利便性や、コーポレートイメージと調和しているかなども含めた広い意味でのデザインのことを指します。
業務内容や商材、企業風土によってそれぞれ得たい効果は異なるはずです。そこで、デザイン性の高いオフィスの内装がもたらす、代表的な効果について紹介します。
1. 企業イメージの向上
オフィスは企業の顔であり、そのデザインや清潔さが企業イメージに直結します。自社製品をオフィス内に組み込んだり、展示したりする企業も多く見られます。コーポレートカラーを取り入れることで、企業イメージを分かりやすく伝えることも可能です。特に来客者が多い場合は、見栄えにこだわりたいところです。
2 従業員のモチベーションアップ
従業員にとって、デザイン性の高いオフィスで働くことはモチベーション向上に繋がります。特に一等地にオフィスがある場合は、周囲のオフィスが華やかなため、自社オフィスにも同等以上のデザインを求める従業員が多くなります。どのようなテイストが最適かヒアリングしたり、コーポレートイメージに合うデザインを考えることが重要です。
3 社員の働きやすさ向上
オフィスの内装で最も大切なのは、働きやすさを考慮した設計です。内装はただ美しいだけでなく、利便性も兼ね備えていなければなりません。代表的な要素としては、会議室の防音性、ABW*対応、パーソナルスペースの確保などが挙げられます。
業務効率の向上や従業員のストレス緩和のためにも、内装のつくりや動線をしっかりと考えて設計する必要があります。
*ABW=Activity Based Working(従業員が自分の仕事内容にあわせて勤務場所を選べる働き方のこと)
4 採用でのアピールポイントとなる
オフィスの内装デザインが優れていることは、採用時にアピールポイントの一つになります。優秀な人材を採用するために、オフィスの内装に力を入れている企業も少なくありません。また、企業イメージが伝わりやすいオフィスであれば、そのイメージに共感し、自社にマッチする人材が集まりやすくなります。
5 コミュニケーションの活性化
内装デザインによっては、コミュニケーションを活性化させることが可能です。
デスクを近づけたり、振り向けばすぐに会話できるような設計にすることで、部署内でのコミュニケーションが円滑になります。オフィス内であえて不規則に部署やデスクを配置したり、フリーアドレスを採用することで、部署内だけでなくオフィス全体でのコミュニケーションを促進することもできます。
業務エリアだけでなく、休憩スペースの設計によってもコミュニケーションを活発化させることができます。
オフィスの内装の事例
オフィス内装デザインの効果について理解しても、具体的にどのような内装にすればよいか悩む方も多いでしょう。
そこで、ウチダシステムズが手がけた実際の事例の一部をご紹介します。
エンジニアの働きやすさを考慮したオフィス。社員同士がフラットに会話できる環境を目指し、様々な形のコミュニケーションスペースを設けています。
部門や関連会社を1フロアに集約することで、グループ全体での機動力・総合力を高めることにも繋がっています。
#コミュニケーション #働きやすさ
テーブルの角度や高さを変えて、働く場所を自由に選べるフリーアドレスを採用。木目やアースカラー、あたたかい色味などを使用することで、Co2削減や環境保全に貢献する事業を連想させる空間となり、採用活動でのアピールポイントでもあります。
#フリーアドレス #採用
「人を中心としたオートメーション」のグループ理念の下、持続可能な社会の実現をめざす同社のソリューションをご来場者に伝えたいという思いを実現。提供するシステムが「感覚的に伝わる」、空間体験型ショールームを目指しました。
#ブランディング #企業イメージ #ショールーム
オフィス内装業者の選び方
オフィスの移転やリニューアルの際、内装工事の方法としては、自社で行う、施工会社に依頼する、オフィスデザイン会社に依頼する、家具メーカーに依頼するなど、さまざまな選択肢があります。
おすすめは、やはりオフィスデザイン会社に依頼することです。自社で行うと最も低コストではありますが、効果的なオフィスにはなりにくいでしょう。内装イメージが明確に固まっている場合には、施工会社や家具メーカーでも十分対応できる可能性がありますが、見た目の美しさや設備の機能面だけのものになりやすくなってしまいます。
オフィスデザイン会社であれば、見栄えだけでなくオフィス全体の動線を考慮しながら設計することが多いため、従業員が働きやすく、企業の目的を達成できるオフィスに仕上がりやすいといえます。
オフィスの内装を考える前に、毎日オフィスを使う従業員へのヒアリングは極力行うべきでしょう。現場からしか見えない悩みや要望は必ずあります。
ウチダシステムズでは、企業と社員のベクトルを合わせるワークショップなどを行う、オフィスづくりコンサルティングのご提案をしています。社内の意見を効果的に拾い上げ、一体感のあるオフィスづくりをしたいと考えているのであれば、是非一度ご相談ください。詳細をご説明させていただきます。
オフィスの内装にお悩みならご相談ください
ウチダシステムズはオフィスデザインの専門会社です。まず現状のオフィスを診断し、足りない部分を精査した上で、企業の目的に沿ったデザインを提案し、設計いたします。
ただおしゃれにするだけでなく、働きやすいオフィスにしたい、従業員に喜んでもらえるオフィスにしたい、企業イメージを浸透させたいとお考えなら、ぜひ一度ご相談ください。なにからどこまで取り組むべきかも含めたご提案をいたします。
組織力の強化や組織文化が根付くオフィス作りをお考えなら、ウチダシステムズにご相談ください。
企画コンサルティングから設計、構築、運用までトータルな製品・サービス・システムをご提供しています。お客様の課題に寄り添った提案が得意です。