
利用者・職員・地域をつなぐ、開かれた福祉空間のデザイン
清瀬喜望園では、利用者の生活の質(QOL)の向上だけでなく、地域とのつながりや職員の働きやすさを重視した「三方よし」の空間づくりが追求されました。
■ ゾーニングによる多様な空間の共存
「住まい」「働く」「つながる」といった目的に応じたゾーニングが明確にされ、それぞれの空間が連携しながらも独立性を保つ設計となっています。例えば、活動棟では可動式のパーティションや家具を活用し、空間の使い方を自由に調整できるよう設計されています。これにより、個人作業、グループ活動、イベント等、目的に応じた多様な利用が可能になります。利用者の主体性や創造性を引き出し、「自分らしさ」を表現できる場づくりが実現されています。
■ 地域とつながる中庭・広場・地域交流スペース
地域とのつながりを育む場として、広場や畑、BBQエリア、散歩道などを整備。地域交流スペースには多目的に使える家具を配置し、読書やDIY、上映会、会議などに対応。地域住民も自由に利用でき、日常的なふれあいやイベントを通じて偶発的な出会いが生まれます。こうした空間は「地域と共に暮らす」という理念を体現し、福祉施設の枠を超えた誰もが心地よく過ごせる開かれた場を目指しています。
■ 木のぬくもりと機能性が調和したインテリア
館内は木質系の仕上げを基調とした温かみのある空間が施されており、特にホールやラウンジ、ブックカフェは、木質の家具や柔らかい色調を取り入れたインテリアにより、明るく落ち着いた雰囲気が演出されています。加えて、家具や備品は、動線や安全性、メンテナンス性にも配慮して選定されており、機能性と快適性が両立された空間となっています。
プロジェクト詳細
Project Details
施設名 | 社会福祉法人まりも会 清瀬喜望園 |
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所在地 | 東京都清瀬市竹丘3丁目1番72号 |
業種 | 障害者支援施設 |
URL | https://marimokai.jp/facility/kiyose-kibouen/ |
スペース | 施設全体の家具・備品の納品 |
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