インクルージョンとは、ただ多様な人を集めることではなく、「組織は何を大切にし、どこへ向かうのか」という哲学を問い直す考え方です。数字だけを目標にしても、変化の激しい時代には強い組織は育ちません。だからこそ、価値観や使命を言葉にし、対話を通じて更新し続けることが大切です。
そのヒントとして紹介されるのが、深海生物カイロウドウケツです。この生物は小エビを内に受け入れ、守りながら、次の世代は外の世界へ送り出します。そこには、閉じ込めるのではなく、安心して居られる場をつくりつつ挑戦も許す仕組みがあります。
企業にとって本当に重要なのは、多様性の数値を並べることではなく、自社らしいインクルージョンの意味を語れることです。深海の不思議な生態から、これからの組織の理想像が見えてきます。
出典 : インクルージョンの境界線の設計。哲学から問い直すインクルージョンの本質|機関誌Works 特集| https://www.works-i.com/works/special/no195/management-and-inclusion_04.html
