2025年不動産市場の泡沫リスクを探る：グローバル都市ランキング

UBSが「Global Real Estate Bubble Index 2025」レポートを発表し、不動産市場の”バブルトラブル”が最も深刻な都市を明らかにしました。
マイアミはリスクが最も高く、東京やチューリッヒもその後に続いています。
一方で、相変わらずの低リスクを示すのはロンドン、パリ、ミラノ、香港、サンフランシスコ、ニューヨーク、そしてこの中で最もリスクが低いとされたのはサンパウロです。

住宅価格が収入と乖離している香港では、物件の購入に平均14年の収入が必要であり、東京、パリ、ロンドンでも同様の傾向が見られます。
不動産価格の高騰によって、規制の導入が検討されるリスクが高まっています。

特に、過去15年でマイアミでは5%以上のインフレ調整後の住宅価格上昇が見られましたが、東京では実質家賃や所得はほんのわずかしか上昇していないにもかかわらず不動産価格が35%も高騰しています。
また、チューリッヒでは住宅価格が10年間で60%も高騰しましたが、家賃や所得の上昇率はそれを大きく下回っています。

全体的な住宅市場は冷え込みを見せており、特にリスクが高かった都市では、金利上昇を背景に価格がピークから約20%下落しています。
しかしながら、いくつかの都市ではトレンドを打ち破り、価格が上昇していることが見られます。
例えば、ドバイとマイアミでは過去5年間で実質価格が50%ほど上昇しているのです。

出典 : Miami Faces Greatest Real Estate Bubble Risk, Followed By Tokyo, Zurich – UBS https://www.wealthbriefingasia.com/article.php/Miami-Faces-Greatest-Real-Estate-Bubble-Risk%2C-Followed-By-Tokyo%2C-Zurich-%E2%80%93-UBS?id=205672