香港の迅速な都市再生が進む大角咀地区において、Su Chang Design Research Officeが設計した「アーバン・リビング・ラボ」は、
地域に根ざした普遍的な亜鉛メッキ鋼板や竹集成材を採用し、未活用地に新たな公共空間を創造しました。
この斬新な建築は、香港初のグルーラム竹構造を使用し、環境に配慮した設計が特徴です。
公共空間の不足と密集した環境に対応するため、自然な風の流れや日差しを考慮したシェル形状が採用されています。
地元の素材文化を象徴する建築材料と、多様なステークホルダーとの参加型デザインプロセスにより、
コミュニティが一体となって集うための場所として、また教育活動の拠点としても機能しています。
解体して再配置可能な循環型建設システムを採用しており、
将来的には竹材と伝統的な鉄工技術によってカーボンネガティブな建築の流れをつくる重要な取り組みです。
出典 : 竹集成材のパラソルが紡ぐ都市の歴史〈アーバン・リビング・ラボ〉Su Chang Design Research Office、香港 – TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア https://mag.tecture.jp/culture/20250815-urban-living-lab/
