そしきLab編集部 ボンバルディアが、航空機開発の効率化とイノベーションの推進を目的に、シーメンスのデジタル産業ソフトウェア「Xcelerator」ポートフォリオの採用を拡大しました。3Dモデリング、シミュレーションから製造プロセスまでを一貫して扱えるNX™ソフトウェア、電子・電気システム設計向けのCapital™ソフトウェアが新たに選ばれ、PLM（製品ライフサイクル管理）ソフトウェアTeamcenter®の利用も強化されています。
これにより、製品ライフサイクル全体での効率的な設計とプログラムサイクルの短縮が可能になり、デジタルツイン技術を利用して航空機のパフォーマンス向上に繋げていると言います。さらに、シーメンスの低コード開発プラットフォームMendix™も導入。Teamcenterと外部アプリケーションデータを連携させる初のMendixアプリにより、ユーザーの作業効率が向上しました。
この取り組みによって、データの品質とセキュリティが向上し、ITチームの時間と労力も節約されるとのことです。ボンバルディアは、航空宇宙産業の持続可能な将来をシーメンスと共に探求していくことにも期待を寄せています。また、学生たちが業界に入るためのスキル開発を支援するため、教育機関とも連携を深め、Siemens Xceleratorの利用を普及しています。
この先進的な技術連携により、今後の製造プロセスはさらに進化し、新たなイノベーションに向けた土台が築かれていくことでしょう。
出典 : Bombardier to digitally transform the aircraft engineering https://newsroom.sw.siemens.com/ja-JP/bombardier-siemens-xcelerator/