地産地消の想いを形に。ヤタロー工場直売店の新たな挑戦

静岡県浜松市にある「治一郎のバウムクーヘン」で知られるヤタロー工場直売店が移転リニューアルを果たしました。
創業以来の精神「この街とともに」を胸に、「ヤタロー地産地消工場店」が立ち上がりました。
地元である浜松を盛り上げたいという経営者の強い思いがプロジェクトを推進。
建築家も、かつてこの街で育ち、いずれ故郷に恩返ししたいという願いから、プロジェクトに共感し参加しました。

施設のデザインはアップサイクル素材を中心に構築され、天井には地元産の天竜杉を使用した装飾が設置されました。
また、地域の特色を活かした建材も活用。
売り場となるシンボルやライブキッチンには工事で出た土を使った左官工事で仕上げられ、温もりと風合いを感じる空間を創り出しています。

約2年の期間をかけて、地域の未来に寄与することを願いつつ、オープンを迎えることができました。
ヤタローの新しい歩みは、浜松の底力と持続可能な発展への期待を示すものです。（桔川卓也）

出典 : ヤタロー地産地消工場店 / 桔川卓也 / NASCAが設計した店舗兼オフィス / 新築 – 静岡県浜松市中央区上西町1013-1Yataro Outlet Store / Store and office designed by NASCA / New building – 1013-1 Kaminishi-cho, Chuo-ku, Hamamatsu -shi, Shizuoka, Japan ｜建築・インテリアの事例・プロジェクト｜ https://mag.tecture.jp/project/20250714-yataro-outlet-store/