そしきLab編集部 ノルウェーの雄大な海岸線を抱くアンドリア島に、地形と調和しながらも、先進的なデザインが際立つ漁業・養殖企業の本社兼イノベーションセンター「Ånderkleiva」が誕生しました。スタジオを世界中に構えるスノヘッタによって設計され、
建物は地形を映すように張り出しながらも、自然と高度な建築美が融合。外観は海を映し出す黒いガラスで覆われ、変わりゆく光や天気、季節と共に色彩を変えます。
内部はプライバシーを保ちながらも開放的で、すべての従業員が海を眺めることができる個室を有しており、一方で交流を促す食堂や廊下は明るい光に満ちています。
リサイクル素材を用いた床や階段室には、海洋的要素と環境に配慮したデザインがちりばめられており、この家族経営の企業の海との結びつきを象徴しています。この建物は、ただ機能するだけでなく、周囲の自然環境と一体化し、働く人々の心をも豊かにする場所となっているのです。
出典 : スノヘッタが設計した北欧の荒々しい崖に溶け込む〈Ånderkleiva〉ノルウェー – TECTURE MAG（テクチャーマガジン） | 空間デザイン・建築メディア https://mag.tecture.jp/culture/20250919-anderkleiva/