そしきLab編集部 テレワークが浸透する中、育児中の女性の働き方にも変化が生まれています。郭秋薇氏による論文は、テレワークが、従来の育児休業とどう異なる効果をもたらすのかを解析。また、企業が社内公募制度をどのように運用しているのか、千野翔平氏が手上げ制度とマッチング施策の類型化を探ります。
石川ルチア氏は、5カ国の大都市を対象に、男女間の賃金格差にスポットを当てた分析を行いました。30～40代の大卒者を中心に、国際比較を通じて、この問題の根深さを明らかにしています。北村雅昭・辰巳哲子両氏は、ミドル期に訪れるキャリアの挫折や、その後の持続可能なキャリア形成について考察します。
また、集まる機会が人の適応に与える影響を、高田治樹・辰巳哲子両氏が熟達段階を踏まえて検証しています。
これらの論文は、今日の働く環境とその将来を見つめ直す手がかりを提供するでしょう。職場での新しい試みや、性別が生む働く環境の差異に関心のある方は、ぜひ目を通してみてください。
出典 : The Impacts of Wage on Recruitment and Retention: Evidence from Japanese Chain Stores and Restaurants Kazutomo Komae・Hiroyuki Motegi｜論文・ディスカッションペーパー｜ https://www.works-i.com/research/paper/dp_0083.html