そしきLab編集部 武家屋敷が点在する静かな住宅地にたたずむコーポラティブハウスの設計は、まちの良好な環境を維持することを重視しています。住戸はロの字型をしており、すべてが道路に面しています。中庭は通り庭形式を採用し、外部との積極的な関わりを図る設計がなされています。
それぞれの住まいは、開口部を通じて明るく風通しの良い空間を実現しており、周囲の風景や道を歩く人々を垣間見ることができます。また、小さな単位で構成された建築は、まちとの関係を感じさせ、互いの共有感や安心感を育んでいます。この設計は、建築が地域とどう関わり、対話するかの可能性を探る試みといえるでしょう。
出典 : セタガヤテラス / 若松均建築設計事務所 – TECTURE MAG（テクチャーマガジン） | 空間デザイン・建築メディア https://mag.tecture.jp/project/20250709-setagaya-terrace/