「役職を降りる」という出来事は、単に地位の喪失として捉えられがちですが、実は個人と組織の関係を見直し、新たなステージへの出発点となる重要な機会です。
当事者へのインタビューに基づく研究では、役職を離れることの精神的衝撃とそこから生まれる内面的な葛藤、人間関係の変化が明らかにされました。
また、職を離れた後に経験する給与面の減少やライフスタイルの変化は、自らのアイデンティティを再考するきっかけとなります。
組織としては、「役職を降りた日」を組織図上の終点と見るのではなく、従業員のモチベーション維持と能力活用の観点から、新たな可能性を模索するスタートとするべきです。
ポジティブな「心理的再契約」を通じて、役割の再設計や明確な期待の伝達を行い、従業員の人生と組織の発展を支える環境を築くことが重要です。
これにより、役職を降りることがキャリアの「終わり」ではなく、「再定義」となり、共に成長するためのマネジメント戦略の核心に位置づけられるのです。
出典 : ポストオフを「人生の再起動」へ——個人と組織が幸福な再契約を結ぶための処方箋|研究プロジェクト| https://www.works-i.com/research/project/postoff/story/detail006.html
