そしきLab編集部 コロナ禍の影響で世界中の経済が苦しむ中、インドは素早くその成長を取り戻し、多くの企業が注目するまでに回復しました。日本の進出企業も約1400社に上るものの、最近の数年間はその数は横ばいであり、新たな動きは限定的です。JETROはインドにおける日本企業の支援を続けていますが、税務や行政の複雑さが中小企業の進出を難しくしている一方で、日本企業は人材育成に強みを持ち、経済発展が著しいインドでは高い離職率と人件費の高騰が課題となっています。
インド工科大学での企業説明会やインターンシップの実施などを通し、日本企業は高度IT人材を含め、より多様な人材とのつながりを持とうとしています。しかし、安定した長期雇用を求める日本企業の考え方と、転職を繰り返すインドの若者たちとの間にはミスマッチの可能性も指摘されており、今後は両国間の交流強化が鍵となるでしょう。
出典 : コロナ後に注目集めるインドの成長性。大手企業と中小で進出に格差も｜機関誌Works 特集｜ https://www.works-i.com/works/special/no188/indian-01.html