日本の正社員における「日本型雇用」の特徴を探るため、「企業主導の人事異動」がどれほどの頻度で行われているか、Global Career Survey 2024(GCS2024)のデータを基に検証しました。
調査結果によると、1000人以上の大企業において、「本人の同意なし」での異動は35.9%に達する一方で、「本人の同意」を得た異動や「本人の希望」での異動の方がそれぞれ40.4%、55.3%とより高い割合を占めています。
また、異動の経験率自体は全体的に低く、従業員主体のキャリア形成ができる選択肢も大企業では広がっていることがうかがえます。
このデータから、日本型雇用も徐々に変化していると見ることができます。高校生のみなさんも、これからのキャリア形成について考える一助となれば幸いです。
出典 : 追加検証:大企業では「企業主導の人事異動」は当たり前なのか|研究プロジェクト| https://www.works-i.com/research/project/globalcareer2024/koyou/detail008.html
