カクイチ社は138年の伝統を持ちながら、革新的な「タスクチーム」制度と情報共有をツールに組織改革を進めています。
「意思決定の遅い典型的中堅製造業」と言われた同社ですが、2014年に社長に就任した田中離有氏は、意思決定の迅速化と社内情報の透明化に取り組みました。
社員全員にiPhoneを配布し、Slackを導入して情報を共有。
Zoomを使って経営会議を公開し、社内意思疎通を活性化。
そして、社員が自らの可能性を発揮する「タスクチーム」を創設。
それは社員が5人1組で自社の経営課題に取り組むというもので、チーム単位で高い難度の問題に挑戦します。
この取り組みは、社員個人の成長はもちろん、コストダウンや新規事業創出にも大きく寄与。
「現場力」の向上や経営者候補の確保など、幅広い成果を生んでいます。
個性豊かな人材が協力し合うことで、新たなカルチャーが醸成されていく過程も、見逃せません。
カクイチ社は、こうした取り組みを通じて、企業成長を加速させているのです。
出典 : カクイチ/Slackで経営情報の公開を徹底 タスクで社員が経営課題にコミット|機関誌Works 特集| https://www.works-i.com/works/special/no186/humancapital-12.html