超高齢社会の現代、医療・福祉業界は慢性的な労働力不足に悩む中、サービスの質維持が問題となっています。経済調査によれば、特に2035年には不足が顕著になると予測されています。
賃金の低さも一因とされ、医療・福祉業界では継続的な賃上げが急務ですが、準市場の性質上、利益を生むのが困難。2024年のサービス報酬改定では賃上げが実施されたものの、十分な改善には至っていません。
医療・介護職の給与が全産業平均より低く、ボーナスも減額傾向にあるため、今後も安心して働ける環境の整備が求められています。政府には、中長期にわたって賃上げの原資を確保するための方針が必要であると言えるでしょう。
出典 : 医療・福祉業は、今後も賃上げできるのか https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/column/202412260001.html