モンゴリアの教育省が、16歳未満の子どもたちのソーシャルメディア利用を規制するための研究に乗り出しました。この取り組みの一環として、「MongolNet」という新たなプラットフォームが中学校で導入されます。これは、安全で監視された構造的なグループチャットシステムを確立し、生徒たちのコミュニケーションを支えるものです。
かねてより、モンゴルの学校や教師、生徒、保護者は主要なコミュニケーション手段としてFacebookを利用していましたが、学業を進める上でFacebook Messengerや他の第三者のソーシャルメディアアプリをインストールする必要がありました。このことが、学生たちがFacebookで過度な時間を過ごす原因となっていました。
これに対応するため、教育省と教育総局の長官であるNyam-Ochir Tumur-Ochir氏は、首都圏の中学校代表者たちと会合を持ち、学校内で第三者のソーシャルネットワークプラットフォームの使用を制限する可能性を探りました。また、教師、生徒、保護者のコミュニケーションニーズに応える国内ソーシャルネットワークプラットフォームの開発についても議論がなされました。
このプラットフォームは、中学校に導入されると、”KHUR”と”DAN”の認証システム、学校の公式ページ、クラスごとのグループチャット、検証済みデジタルコンテンツへのアクセスを組み込む予定です。この取り組みは、生徒たちのデジタル上の安全を守り、子どもに優しい安全なオンライン環境を育て、教育コミュニティ内のコミュニケーションを強化することを目指しています。
出典 : School Without Social Media Initiative to Be Implemented https://montsame.mn/jp/read/364502