世界の不動産市場、多様化への変遷

国際比較は困難が伴いますが、不動産業界における地域ごとのセクターの多様化の比較は見るべき価値があります。例えば、アメリカを含むアメリカ大陸の不動産ファンドの投資では、オフィスと小売りの不動産が2016年には60％を占めていました。一方で、アジア太平洋地域では、
オフィスと小売りが83％を占めるなど、違いが見られます。しかし2024年にはアジア太平洋地域も多様化し、オフィスへの投資は38％、小売りは7％に減少し、物流施設や住宅セクターへの投資が増えました。
当然ながら、これらのデータは日本やオーストラリアのような発展した市場に焦点をあてた不動産ファンドに基づいているため、その文脈を理解することが重要です。

出典 : The View | Asia’s commercial property market growing in diversity and complexity https://www.scmp.com/opinion/asia-opinion/article/3302626/asias-commercial-property-market-growing-diversity-and-complexity