2024年上半期、プライムオフィスの賃貸市場は少しずつ回復を見せ、
市場によっては賃料が前半期比マイナス8.4%(北京)からプラス14.3%(ベンガルール)という差がありました。
21の市場中、15市場で賃料が上昇し、多くは約1%から3%の範囲での穏やかな成長を続けています。
プライム小売市場は安定を保ち、
賃料変動はマイナス1.4%(香港)からプラス24%(大阪)となりました。
15市場中11市場で賃料が成長または変わらず、
わずか4市場(香港、マニラ、上海、ソウル)が軽微な下降を経験しました。
プライムロジスティクス市場は堅調を保ち、
賃料変動はマイナス2.8%(上海)からプラス7.6%(メルボルン)までの範囲でした。
新たにソウルやインドの3市場がレポートに加わり、
15市場中13市場で賃料成長または安定を維持していますが、
中国の2市場がわずかながら下降しました。
高級賃貸アパート市場は他セクターと比べて若干低迷しており、
賃料変動はマイナス2.3%(マニラ)からプラス1%(大阪)でした。
市場の7割がわずかに下降し、3市場だけが成長しました。
また、プライムホテル市場のデータは季節変動を考慮して前年同期比較です。
強いアメリカドルの影響で、
米ドル表示の結果と現地通貨表示では大きな差が出る可能性があります。
全てのパーセンテージ変動は、特に記載がない限り前半期と比較したもので現地通貨の変動です。
出典 : https://www.savills.co.uk/research_articles/229130/217931-1