企業の人的資本高度化、その現状と課題を解明

多くの企業が人的資本の向上に努めていますが、IBMの調査によると実際に競争力の源として人的資本を実感しているのは約2割と少数です。
取り組みはあるものの、感じる成果は少なく、進展が一進一退を繰り返しています。
具体的には、何が課題となっているのでしょうか。
まず、人事部門のリソース不足が挙げられます。日々の運用業務に追われ、高度化への取り組みに必要なリソースが割けないのです。
次に、経営戦略と人事戦略が連動していないこと。人的資本をどう高めるべきかのビジョンが不明確で、活発な議論が起こっていません。
そして、最後にデータの問題。人材データが複数の異なるシステムに分散しており、情報が古いか不足している状況です。
これらの問題にどう取り組むべきかは、一つの大きなチャレンジであり、企業にとって重要な課題となっています。

出典 : 未来型人的資本経営THINK第7回 エージェント型AIで進める「人的資本高度化への道」 | IBM https://www.ibm.com/jp-ja/think/insights/future-of-human-capital-management-series-07-agentic-ai-transforms-hr-into-business-driver