東京の住宅街に誕生した手作りの柔道場は、地域との交流を大切にする新しいコンセプトで注目を集めています。
敷地は広々としたT字路の角地にあり、周囲の斜線規制に工夫を凝らした勾配屋根の家で、道場と2世帯住宅が一体となっています。
道場は半地下に位置し、大梁で支えることで柱のない開放的な空間を実現。
昔ながらの商店街との調和や町家を思わせる外観に、多くの歩行者が興味津々で訪れ、「ここでは何ができるの?」と尋ねてきました。
完成してからは、偶然見つけたという人々が柔道のみならず、ヨガやピラティス、さらには言語学習やプログラミング教室にも参加。
活動が始まって半年、この柔道場は「街の寺子屋」として地域コミュニティの一角を担い始めています。
将来的には、ここが地域に根付き、多様な学びと交流の場として成長していくことが期待されています。(若松 均)
出典 : 道場ハウス / 若松均建築設計事務所 – TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア https://mag.tecture.jp/project/20250707-dojo-house/
