そしきLab編集部 AIエコシステムへのサービス統合を容易にするModel Context Protocol（MCP）が、より便利に進化しています。新たに導入されるStreamable HTTPという通信方式により、開発者はシングルHTTPエンドポイントを用いてAIエージェントとのデータ交換を行うことが可能になりました。従来の複数エンドポイントによるやりとりは、1つのエンドポイントで済むようになり、設定が簡素化され、スケールアップや長時間の接続維持にも役立ちます。
Cloudflareでは、この新しい転送方法をサポートするリモートMCPサーバーの構築が「Deploy to Cloudflare」ボタン一つで始められます。SDKは更新され、既存のServer-Sent Events（SSE）と新しいStreamable HTTPの両方をサポートし、既存クライアントとの互換性を維持しています。
MCP仕様は急速に進化しており、仕様変更に応じたSDKの更新を行うことで、サーバーの全てのクライアントとの互換性を保つことを目指しています。簡単に状態を持つロジックやスケジュールタスクを実行できるようになるなど、エージェント体験の構築に集中できるように複雑さは裏側で解決されます。
Remote MPCサーバーの構築に関心がある方は、Cloudflareにご連絡ください。MCPのさらなる発展にご期待ください。
出典 : Bringing streamable HTTP transport and Python language support to MCP servers https://blog.cloudflare.com/ja-jp/streamable-http-mcp-servers-python/