そしきLab編集部 富士通では、1993年の成果主義導入から約30年を経て、職務ごとに能力や経験を重視するジョブ型人事制度が導入されました。
バブル崩壊後の低成長期に、グローバル競争を生き残るため、従来の年功序列式の人事制度を変革する必要がありました。
新しい人事制度では、部署異動や昇進が自らの手を挙げる「ポスティング」制度によって行われ、上司と社員の関係もよりフラットになりました。
年齢や社歴にとらわれず意欲ある全社員が挑戦できる平等な機会が提供され、組織内外での人材の流動性を高めることに成功しました。
また、2026年度からは新卒一括採用をやめ、通年採用に移行し、学生に職業やキャリアについて考える機会を増やす方針です。
これらの改革により、富士通は従来の制度にはない新たな人材の定義と働く文化を打ち出しています。
出典 : 富士通に聞く／成果主義導入から試行錯誤の30年 ジョブ型・手挙げ徹底で構造を変革｜機関誌Works 特集｜ https://www.works-i.com/works/special/no191/30years-11.html