そしきLab編集部 更年期に差し掛かる40～50代の女性が多数を占める現代において、心身の不調を感じながらも仕事を続ける人が増えています。企業や組織がこの課題にどう対応すべきかが問われているのです。
パーソル総合研究所の調査によると、更年期症状は仕事のパフォーマンスに影響を及ぼし、それを支える職場の支援はパフォーマンスの向上や離職意向の低下につながります。
しかし、多くの人が更年期による不調を自覚せず、企業側も十分な対応が遅れがちです。
そこで必要とされるのが、「セルフケア」「ラインケア」「ピアサポート」という3つの支援の柱です。
セルフケアは自身の不調を認識し、対処するための行動を促します。ラインケアは上司が柔軟な対応を通して部下をサポートする役割を果たします。
ピアサポートは情報共有や情緒的な支えを従業員同士で行うことです。
これらは正しい知識と理解の教育を根底に、柔軟な働き方を可能にする制度整備を基盤に据え、全員で支え合う文化として根付かせることが重要です。
企業は更年期の健康を支援することで、中核人材の活躍と組織の持続可能な運営を実現することができます。
出典 : 更年期による離職やパフォーマンス低下を防ぐ「職場支援の三本柱」とは https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/thinktank-column/202509010001/