商業用不動産市場が安定を取り戻そうとしている中で、City Office REIT, Inc.(ニューヨーク証券取引所:CIO)は、MCME Carellによる11億ドルでの買収計画を発表しました。この全額現金の取引には、City Officeのフェニックスポートフォリオの売却が含まれており、今年の第4四半期に完了する予定です。
CEOのジェームズ・ファラー氏によると、オフィス部門に対する厳しい環境の中で、この取引は株主に直ちにかつ大きな価値を提供します。
さらに、2019年に1.35兆ドルのピークを迎えた米国の商業用不動産業界は、コロナウイルス大流行によって大きく変貌しました。オフィスが閉鎖されたことで、多くの企業はリモートワークへと迅速にシフトしましたが、その後も多くの従業員が在宅勤務を続けています。2022年に大流行が収まりつつあるにもかかわらず、商業用不動産市場は6%の減少を記録しました。
しかし、アナリストは、市場が回復することを予測しています。特に北米では市場の約37%を占め、グローバルな商業用不動産市場のリーダーであるとされています。
今回の買収に当たり、City Office REITはDLA Piperに、MCME CarellはGibson, Dunn & Crutcher LLPにアドバイスを依頼しています。
出典 : Office Space: MCME Carell to Acquire City Office REIT for $1.1B | Law Street Media https://lawstreetmedia.com/insights/office-space-mcme-carell-to-acquire-city-office-reit-for-1-1b/
