そしきLab編集部 アジア太平洋地域のオフィスセクターは、ハイブリッド/リモートワークへの適応後、再び成長の兆しを見せています。経済成長、多数のオフィスベースの仕事の創出、家計収入の増加が見られ、オフィス出席率も高水準に回復しています。特に大都市圏では、グレードAオフィスの需要が強く、2019年末から2025年第1四半期末までに410万平方フィート増加し、27%の成長を記録しました。
投資リターンに関しては、オフィス不動産の資本価値の柔軟化が一部で見られつつ、今後は安定化し、さらに利率の低下とともに価値の上昇が期待されています。家賃の増加も一部で見られ、オフィス市場全般に渡って今後数年での回復が予想されます。
また、オフィスセクターは投資市場において依然として主力であり、特にアジア太平洋地域では最も多く取引されている資産クラスです。投資環境が改善されるにつれ、資金調達活動はさらに活発になると予想され、オフィスセクターは今後も投資家にとって魅力的な対象であることが示されています。投資家は慎重な資産選択と積極的な資産管理によって、市場でのアウトパフォーマンスを目指すことが大切です。
出典 : Re-Evaluating APAC Office Investments: Is the Market Ready for a Comeback? https://www.cushmanwakefield.com/en/insights/is-apac-office-investment-market-ready-for-a-comeback