アジア開発銀行(ADB)と日本政府は、アジア太平洋地域の国々のプライベートセクター開発を強化し、民間資本の活用を助ける新たな基金「ADB市場加速プラットフォーム(AMAP)」を設立しました。
この基金は、2025年5月3日にイタリア・ミラノで開催されたADB年次会合の際に、ADBの正門雅人総裁と加藤勝信財務大臣の間で締結された。日本は初期資金として2000万ドルを拠出し、この基金の立ち上げに貢献しています。
AMAPは政策や規制の改革、機関の能力開発、投資準備、リスク低減構造の設計など、さまざまな活動を支援します。
それにより、インフラ、クリーンエネルギー、金融サービス、デジタル変革といった主要な開発分野での民間セクターの参画を促すことを目指しており、太平洋の最先端市場を含む広範な支援が提供される予定です。
ADBは、持続可能な成長推進を目指しており、プライベートセクター主導の成長を更に強化し、民間資本を呼び込む役割を担います。
この取り組みは、2030年までに私的投資の資金調達を四倍に増やすというADBの目標と連携しています。高校生の皆さんも、経済や国際貢献に興味を持つきっかけになるかもしれません。
出典 : Milan 2025 https://www.adb.org/subsites/milan-2025?page=11
