そしきLab編集部 新型コロナウイルスのパンデミックは、オフィスデザインに残り続ける影響を生み出しています。ビジネス調査によると、現在の経済の不安定さを、新しいオフィススペースへの需要の減少、金利、インフレーションなどが引き起こしていることが明らかになっています。
アメリカでは20％の労働者がリモートまたはハイブリッド勤務を行っており、国際的な大企業の半数が今後3年間で使用スペースを縮小する計画を設定しているとされます。オフィスの空室率は20％に上り、約20億平方フィートのオフィススペースが過剰になっています。
しかし、新しいオフィススペースの設計と提供に特化する建築家に警告が発せられる中でも、パンデミック後の「職場」の再構想や、在宅勤務の利便性に対抗する魅力的なオフィス環境を創造するための戦略が求められています。
ニューヨークタイムズに掲載された記事では、オフィスを豪華なホテルのような環境に変える「ホテル化」というアプローチが提案されました。この手法では、香りや家具、共有スペースなどの高級アメニティを通じて、コミュニケーションと協力を促進します。
例えばカリフォルニア州メンロパークのSpringlineコンプレックスは、オフィスビルに加えてレストラン、屋外作業スペース、ジム、ゴルフシミュレーターなどを備えることで、職場にいる価値を高めています。
出典 : https://archinect.com/news/article/150446633/are-work-resorts-an-answer-to-rising-office-vacancy-rates