そしきLab編集部 創業120年の歴史を有する総合建設会社が、新たな100年を見据えた新社屋計画に着手しました。このプロジェクトでは、会社固有の魅力を形にし、理想的な働き方を追求するため全社員が参加するワークショップを開催。「知の循環」をコンセプトに、新社屋の構想が練られています。
外観は周辺環境に馴染むよう考慮され、従業員が心地よく時間を過ごせる中庭や食堂を備えるとともに、地域社会に対して開かれた空間を提示しています。企業アイデンティティの象徴となる素材選びも特徴的で、1階では企業が扱う素材にちなんだデザインが施されています。
また、意見交換が活発に行われる執務エリアは、放射状の平面構造を採用し、創業当初の造船事業へのオマージュを含んでいます。新社屋は、従来の単なる機能美だけでなく、企業文化や働き方を体現する場として設計されました。（田村潤一郎、上島直樹）
出典 : 梶川建設 新社屋 / Banetが設計したオフィスビル / 新築 – 愛知県碧南市尾城町2-51KAJIKAWA New Company Building / Office building designed by Banet / Nwe building – 2-51 Ojiromachi, Hekinan-shi, Aichi, Japan ｜建築・インテリアの事例・プロジェクト｜ https://mag.tecture.jp/project/20250319-kajikawa-company-building/