そしきLab編集部 スイス・ニヨンの工場近くに、労働者の健康とウェルビーイングを支えるための革新的なバイオテクノロジー・ヘルスケア・ガーデンが設けられました。
この『エアーバブル・レストラティブスペース』は、藻と薬用植物を組み合わせた庭で、自然の力を借りた空気清浄が可能です。木造構造と逆円錐形の屋根が、風通しと空気の浄化をさらに強化しています。
このプロジェクトは、エコロジックスタジオが手掛け、2018年から開発されてきたPhotoSynthetica技術を活用しています。
園内には緑藻クロレラの培養液を使ったバイオリアクターがあり、外の空気を浄化して酸素を供給するシステムとなっており、成分を食べる藻類により良好な空気をつくり出しています。
また、ビジターは自然豊かな通路を歩き、リラックスできる座席エリアで心身の癒しを得ることができます。
収穫されたバイオマスは食堂のメニューや薬用植物の肥料として再利用され、環境保全にも貢献しています。
これは都市部での新しい健康と環境の共生モデルを示す先進的な試みです。
出典 : スイスの工場近くに建つ、生きた藻を組み込み空気をデザインする木造建築〈エアーバブル・レストラティブスペース〉エコロジックスタジオAirBubble restorative space, designed by ecoLogicStudio ｜流行・トレンド・海外事例｜ https://mag.tecture.jp/culture/20240909-airbubble/