そしきLab編集部 アメリカ農務省（USDA）は、デジタルサービス（DS）フェローとして新しい専門チームの設立に向けて、現在、応募者の選考を進めています。この秋に迎えるチームが、全国のUSDAリソースやプログラムの利便性向上に取り組む予定です。
デジタルサービスのベストプラクティスを学ぶために、USDAはワシントンD.C.の本部で米国デジタルサービス（USDS）チームのホスピタリティを行いました。社会保障局（SSA）などのデジタルサービスのスタッフが、自らの経験を共有しました。
USDAはデジタルサービスの有用性を実感しており、栄養豊富で安全な食品へのアクセスを最重要任務としています。特に2022年に起きた乳児用ミルクのリコールや供給網の問題は、USDAの顧客に大きな影響を与えました。これに対応するため、USDAはUSDSと協力し、アメリカ国内でのミルク供給情報をリアルタイムで分析するシステムを構築しました。
その結果、388万本の乳児用ミルクが輸入され、最も必要とされる場所に届けられました。デジタルサービスを用いて、連邦政府の技術的な課題を解決するアプローチがUSDSの2024年の影響レポートで詳しく説明されています。USDAとUSDSの連携は新たなデジタルサービスチームの立ち上げに不可欠であり、今後、従業員と顧客をさらに効率的にサポートする強固な組織を築く予定です。
出典 : Digital Transformation Takes Root at USDA https://www.usda.gov/about-usda/news/blog/2024/08/16/digital-transformation-takes-root-usda