児童・職員・家族・地域が「つながる」場づくりプロジェクト
約3年に渡る、調布にある児童養護施設の改築プロジェクト。大正14年に設立された歴史ある養護施設で、2歳から高校生までの子ども達が生活しています。子どもたちが明るい環境のもとで、生活、学習、進路援助及びレクリエーション活動、クラブ活動、諸行事などが行える環境づくりのお手伝いをさせていただきました。
主に児童が生活する「児童棟」と、職員が使用する「管理棟」で構成された新築施設。今回は、施設内の備品納入に関わる予算計画・スケジュール管理・納品までに携わらせていただきました。「つながりを守る(児童棟)」「わかりやすい事務所(管理棟)」とそれぞれの棟にコンセプトを持たせ、慣れ親しんだ前施設での暮らし方や働き方をスムーズに変化・継承できる運用を目指しています。
幅広い年齢層の児童が生活するためプライバシーへの配慮は重視されるものの、職員や家族・地域とのコミュニケーションも蔑ろにしない場づくりを、プロジェクトメンバーの皆様と一緒に考えた施設です。
児童棟・管理棟それぞれでコンセプトを作成、備品選定と運用提案で支援
児童棟においては、建築的な要件により子ども同士のコミュニケーションが分断される懸念がありました。相部屋から個室に変わること、数名で組まれるユニット内でもフロアが分かれてしまうことなど、密にコミュニケーションがとれる環境ではなくなってしまう…。そんな心配ごとを少しでも解消できるよう、地域交流スペース(食堂としても活用)や、フロアごとの団らんスペースなどの居場所づくりを各所に配置しました。
管理棟では、部署が異なる職員同士の業務が円滑に進むよう「わかりやすさ」を重視。資料の収納場所からその方法まで、管理棟内部の運用面で細やかなお手伝いしました。「担当が違っていても、施設職員全体が理解し合えているという一体感が欲しい」という職員様の声をサポートできるようなご提案をさせていただきました。
スムーズなプロジェクト進行のカギは、丁寧な「コスト管理」と「スケジュール管理」
3年に渡るプロジェクト期間のため、コストとスケジュールの管理に注力しました。納品予定の備品が建物内に美しく収まるかの調整は建築会社様と、備品の仕様や納期調整などは各メーカーの担当者と、それぞれのフェーズで発生する細かなやりとりもすべてウチダシステムズで請け負い、スムーズな開所を目指しました。
プロジェクト詳細
Project Details
施設名 | 社会福祉法人六踏園 調布学園・第二調布学園 様 |
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所在地 | 東京都調布市富士見町3-18-1 |
業種 | 児童養護施設・地域小規模児童養護施設 |
URL | https://chofugakuen.com/ |
スペース | 施設全体(共同生活室・ユニット型居室・スタッフルーム・地域交流スペース・事務スペース・会議室・食堂・職員休憩室 等) |
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