社会福祉法人フロンティア 池袋ほんちょうの郷 様

関わるすべての人々と、深くつながる施設づくり

「法人トップの想い×職員の想い」丁寧な言語化で施設に反映

特別養護老人ホームやデイサービスの機能をもつこの施設で立ち上がった施設の改築計画。既存施設を運営しながらのご移転となりました。初度調弁の策定という現実的なコスト検討の作業を進めながら、コンセプトづくりのワークショップ、職員の皆さまへのアンケートなどを実施することで、理想の施設を「言語化」することから着手しました。

法人のトップの想いや方針を職員に共有するため、トップインタビューも行いました。移転改築という法人としてのビッグイベントを、利用者家族・職員・地元地域住民といった「関わる人々すべて」の理解を深めるチャンスに変換。

アンケートでは空間作りに関する希望だけでなく、法人や現在の施設で大切にしている風土/文化について問うものから、各職員が不満に感じていること・変えてしまいたいこと・この機会に捨ててしまいたい「モノ・コト」までを拾い上げることができました。

想いを言語化し、具体的なイメージにすることでこだわりの詰まった施設づくりをお手伝い

複数回にわたるワークショップを実施することで、新しい施設での利用者の暮らしぶり・職員の働きぶりを言語化&イメージ化。

空間作りのプロセスでは、設計事務所様にもこのワークショップに参画していただきました。設計事務所の方から職員の方々に対して、より具体的に新しい施設の設計意匠についてディスカッションが行われたことで、職員様は具体的な空間イメージを描くことができたとお話しされています。

運用面では、「“捨てる”を決める」「“つながり”を育む」「“個”を優先する」「“新しい”を尊重する」といったコンセプトを掲げて準備。新しい施設での「暮らしぶり・働きぶり」に対する不安感・負担感が軽減される良い機会となりました。

新しい地元・地域での広がりのために

ワークショップやディスカッションを経て、以前の施設からの多くの利用者と職員にとっての想いが詰まった新しい施設となりました。
それだけでなく、様々な事情を抱えた新しい地域の住民、近隣の小学校の生徒や、NPO、ボランティア団体等が集まる場所となり、新たな地域での社会的ニーズを集める場にもなっています。

2020年の初旬には、お客様と当社で「まちかど福祉フェス」を開催しました。
地域の方々をお招きし、セミナーの開催やコーヒーショップなどを出店。より開かれた施設づくりをお手伝いすることができました。

プロジェクト詳細

Project Details

施設名社会福祉法人フロンティア 池袋ほんちょうの郷 様
所在地東京都豊島区池袋本町1-29-12
業種特別養護老人ホーム・デイサービス・ヘルパーステーション・地域包括支援センター
URLhttps://www.frontier-sw.or.jp/facility/list.php?id=a01
スペース施設全体(共同生活室・ユニット型居室・スタッフルーム・地域交流スペース・事務スペース・会議室・セミパブリックスペース・職員休憩室・機械浴室 等)

その他の事例

Collection Of Cases


組織力の強化や組織文化が根付くオフィス作りをお考えなら、ウチダシステムズにご相談ください。

企画コンサルティングから設計、構築、運用までトータルな製品・サービス・システムをご提供しています。お客様の課題に寄り添った提案が得意です。