そしきLab編集部 昨今、アメリカ企業ではかつて推し進められていたDEI（ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン）への取り組みに対する反発が見られるようになりました。
反DEIの動きは、第２次トランプ政権下で連邦政府のDEIプログラム廃止という形で顕著になり、大手IT企業も方針を転換し始めています。
しかし、日本企業ではまだDEIの推進が途中の段階で、少子高齢化を背景にその取り組みが必要とされています。
なおアメリカでは、帰属意識や一体感を意味するビロンギングに重点を置く「DEI＆B」という概念が重視され始めており、
大量退職を引き起こしているひとつの要因である従業員からの帰属感低下に対処しようとする動きが出ています。
ビロンギングは、単なる「会社の一員」とは異なり、組織や同僚から受け入れられている実感が重要です。
今後も変動するアメリカのマネジメント動向が、日本企業にどのような影響を与えるのか注目されます。
出典 : 反DEIとDEI＆Bが意味すること－歴史的背景から見る日本とアメリカのDEI推進の差異－ https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/column/202503250001.html