そしきLab編集部 日本IBMでCHROを務めたゼイン・ズンバルテン氏と、CFOを務めたブライアン・ジョンソン氏は、人事戦略において財務の視点を取り入れ、リスクを見極めながら長期にわたる洞察力が鍵になると語ります。日本の新卒採用のあり方から、世界の最先端企業に求められる変革のプロセスまで、経営層の連携を通じて、人事がビジネスに対して積極的な役割を果たす重要性を述べています。
営業チームの重要な成功例として、イノベーションへの取り組みを再定義し、社内研修に新しい手法を取り入れた事例が紹介されます。また、経営陣としての「G3」の考え方を参考に人材育成の重要性が強調されています。
CHROが経営戦略を主導するには、自己の専門領域を超えた考えや他部門との連携などが必要です。これには、北極星を見つけ、指針とすることが助けになるとゼイン氏は説明します。ブライアン氏も、CHROとしての成功には、人事の枠を超えた会社全体に目を向ける視点が不可欠だと同意しています。
職務としての境界があいまいになる現代において、CHROは様々な部門との連携により、企業全体に影響を及ぼす重要な役割を担います。
出典 : CHROとCFOの戦略的パートナーシップで企業の未来を創る https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/interview/i-202502040002.html