障害者雇用に革命をもたらしたASKUL LOGISTの挑戦

ASKUL LOGISTは、社会の一員として障害者が働く環境づくりに注力しています。2012年から特別支援学校の新卒者を採用し続けた結果、定着率は8割以上と高く、従業員数も150人を超える成功を収めています。坂井氏によると、入社前の実習が大きな鍵を握るそうです。
実習は仕事への理解だけでなく、個々人の特性や興味に合わせた職種を見つける手助けとなり、入社後の定着にもつながっています。さらに、実習生が成長する過程は社員の指導力向上にも寄与し、全体の生産性の向上にも繋がるそうです。
企業として、障害者雇用率は5.97％に達し、その取り組みは他地域へも波及しています。しかし坂井氏は「全ての障害者が合うわけではない」と語り、個々人への適したサポートを模索し続けています。
この成功例は、長期的な労働力不足という課題解決に向けた社会全体への貢献を示唆しています。

出典 : 複数回の実習が障害者の戦力化と 職場の定着に大きく貢献｜研究プロジェクト｜ https://www.works-i.com/research/project/disabilities/case/detail007.html