産業医の役割が変わりつつあります。
2022年に開設された神栖産業医トレーニングセンターでは、従来の産業医の問題点を克服し、質の向上とサービスの公平化を図っています。
産業医の資格は座学のみでも取得可能で、経験や知識にばらつきがあり、小規模企業では産業医が活動する時間が限られていたため、サービスに格差が生じていました。
センターでは、産業医の継続的な育成や労働者への支援サービスを展開し、テレワーキングや副業の普及による産業保健の形の変化にも対応しています。
また、病院が産業保健のハブとして機能することで、医師や栄養士などが地域の企業へサービスを提供する形態を検討しています。
労働者には、健康は自分で守る意識を持ってほしいとされ、産業医がそのサポートをしていくことが求められています。
出典 : 企業から労働者個人をサポートする立場へ 産業医を変える|研究プロジェクト| https://www.works-i.com/research/project/work-style/health/detail003.html