そしきLab編集部 イギリスのBournemouth、Christchurch、Poole地域で昨年、アルコール消費によって直接命を落とした人が数十人に上りました。
これは国の健康改善局が公表したデータによるもので、この地域だけで55人がアルコールによる死亡を遂げ、前年よりも少ないものの、南西部では802人、国全体では8274人がアルコールに起因する死亡を記録しました。
これは、2006年の記録開始以来最高数であり、特に前年からの5%増加が確認されています。
アルコールによる死亡は、特にコロナ禍で増加し、2019年の数値に比べて42%も上昇しました。
Alcohol Change UKのチーフエグゼクティブは、アルコール関連の死亡は「避けられたはずの悲劇」であり、
政府はアルコールのマーケティング、表示、価格設定に対してさらに行動を起こすべきだと強調しています。
また、健康計画に「実効性ある取り組み」が必要であり、アルコールはがんや自殺、心臓疾患などの大きなリスク要因であるため、それらの死亡を半減させるという約束を果たすために政府は努力すべきだと述べています。
アルコール以外の健康に悪影響を及ぼす製品に対しては、成功した対策（たばこやジャンクフードの表示規制など）が実施されていますが、同様の動きをアルコールにも適用するべきだ、とのことです。
保健社会福祉省のスポークスパーソンも、記録的なアルコール死が「受け入れがたい」と述べ、
今後10年間の健康計画が予防を重視し、公衆衛生を優先して人々がより長く健康に生活できるよう支援する方向へと焦点を変えていくことを確認しました。
このような状況の中、アルコールが私たちの生活の一部である必要はなく、特に若い世代の間では、アルコール無しの生活が可能であるという認識が広がっています。
出典 : Dozens of alcohol-related deaths in BCP https://uk.news.yahoo.com/dozens-alcohol-related-deaths-bcp-050000117.html