そしきLab編集部 2016年以降、SDG11（持続可能な都市とコミュニティを目指す目標）に関する研究が急速に増加しています。自治体やスマートシティへのSDGs組み込み、気候変動（CC）への挑戦といった新興分野が研究され始めています。
研究動向として、都市プランニングと政策決定の分野が環境保全や人々の安全を考慮した施策への注目が高まっています。また、持続可能な交通システムや建築技術、都市の緑化についての研究も進んでおり、国際協力による知識共有が重要視されています。
さらにスマートシティや革新的技術の活用により、都市のサービスやインフラ、生活の質が改善される可能性が探求されています。しかし、COVID-19の流行によって都市の脆弱性が見え、レジリエンスとSDG11のつながりが強調されています。
中国はSDG11関連研究で最も寄稿数と引用数が多く、研究インフラや国際協力が質の高い研究成果に繋がっていることが見て取れます。総合すると、都市開発の持続可能性とレジリエンスが世界中の研究者によって追求されています。
出典 : Charting sustainable urban development through a systematic review of SDG11 research – Cities https://www.nature.com/articles/s44284-024-00117-6