そしきLab編集部 スプリングフィールドの中心、Court Square地区に建つ歴史的建造物ThirtyOne Elmが、The Architectural Team（TAT）による複雑な改修と転換の努力を経て、新たな複合住宅施設として復活を果たしました。50年以上にわたるTATの豊かな経験と革新的なアプローチが、かつてはオフィスビル、地域の大型ホテル兼劇場として機能していたこの歴史的建造物を、長期にわたる経済成長の礎となる場所へと変貌させました。
イマージュエンジニアリングや商業空間の13,000平方フィートを含む、市場競争が激しい59の住宅と中間所得者向けの15の住宅がすでに完全に予約され、地元ビジネスやコミュニティ形成に大きな効果を示しています。
過去30年にわたり放置されていた建物は、1892年に造られたロマネスク様式の美しい外観を持つ5階建てのオフィスビルでした。TATは細心の注意を払いながら、建築当初の細部にいたる木工品や大理石、ステンドグラスなどの装飾を修復しました。
また、このプロジェクトは現代的な生活に必要な機能性を備えた住宅として再設計され、新たな高性能断熱窓や省エネ設備を取り入れつつ、歴史的な雰囲気を損なわない居住空間を提供しています。
この再生プロジェクトは、歴史的な建築文化を大切にしながら、都市の核心部を活性化し、経済成長を促進するという、TATの創立者が掲げた理念を実現したものであり、スプリングフィールド市の再生における重要な地点となっています。
ThirtyOne Elmの成功は、アメリカの都市の歴史的な織りなしを保存し、活性化させることが、場所づくりと経済成長の鍵であり、私たちの文化的遺産と共有の未来に敬意を表す行為であることを示しています。
出典 : https://bostonrealestatetimes.com/tat-gives-new-life-to-a-derelict-office-building-in-springfield-ma/