2021年上半期、日本の主要都市における賃貸市場の変動

日本の主要都市では、賃貸料金の変動がみられました。2021年上半期には、東京等の地域で小売賃料の成長が記録されています。サヴィルスによると、地方都市の1F平均賃料は前半期比4.5%上昇し、年間で9.0%の増加を示しており、JPY26,350/坪に達しました。

しかし、各市区によってはパフォーマンスに大きなばらつきがあり、一部地域では賃料の大幅な上昇が観察された一方、福岡など他地域では下落が見られました。特に大阪の心斎橋では、1Fとそれ以外のフロアの賃料が共に上昇しており、賃料の高騰が継続しているそうです。

なお、新型コロナウイルスパンデミックの影響は各地で異なり、観光客の減少が直撃した地域もありますが、新しい商業施設の開発やリニューアルプロジェクトなど、地域経済の活性化が期待される動きもあります。各地での賃料の動向や市場の見通しには、これらの要因が影響していると言えるでしょう。

出典 : https://realestateasia.com/commercial-retail/news/how-are-retail-rents-faring-in-tokyos-regional-cities