動物はなわばりを守るために攻撃しますが、けがを避けるため、実際に噛みつく前に威嚇して強さを示すことがあります。マウスもふだんは、噛みつきと威嚇をうまく使い分けています。ところが、幼いころに強いストレスを受けたマウスでは、このバランスが崩れ、噛みつき攻撃だけが強くなることが知られていました。
この研究では、攻撃と威嚇のバランスに関わる脳の仕組みが調べられました。その結果、脳の「外側視床下部」から「背側縫線核」へつながる神経の働きが重要だと分かりました。この働きが強まると、威嚇は変わらないまま噛みつきだけが増え、逆に弱まると噛みつきだけが減りました。
さらに、この神経が活性化する行動をマウスが避けたことから、不快な感情とも関係している可能性があります。人間が強いストレスで怒りっぽくなる理由を考えるうえでも、注目したい研究です。
出典 : 威嚇するより攻撃してしまうマウスの神経回路を解明 | 医療・健康 – TSUKUBA JOURNAL https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20260326141500.html

