2024年12月23日、モンゴルのウランバートルで中央銀行創立100周年を記念して「モンゴル中央銀行の目的、ガバナンス、運営方針、法改正」をテーマに学術会議が開催されました。この会議では、金融政策委員会や監督委員会といった異なるガバナンスモデルが紹介され、また、7月の国際金融会議に続き、大学生によるベストペーパーの結果が発表されました。30以上の報告書が競われ、中央銀行の運営、法規制、ガバナンス、独立性、法改正、経済状況など幅広いトピックに触れました。
さらに、専門家やモンゴル最高裁判所、モンゴル国立大学法学部、財経大学を含む学生たちが、デジタル変革や人工知能の発展について議論しました。特に、「モンゴル中央銀行の運営が国の経済に与える影響」や「為替変動が選挙周期に与える影響」についての発表が行われました。
法律家であるS.エンフバヤル博士は、「モンゴル中央銀行によって立てられた法的に拘束力のある決定が私的法関係に与える影響」についての発表で、中央銀行の運営のための法的基盤がその効果にとって極めて重要であることを強調しました。エンフバヤル氏は更に、中央銀行の運営が憲法によって規制されることで強固な法的基盤を確立できると指摘しました。モンゴル中央銀行法に基づくと、中央銀行の主な責務は商業銀行の金融安定を保証することだと述べました。
出典 : Digital Transformation and Development of Artificial Intelligence Discussed https://www.montsame.mn/jp/read/358171