前回はキャリアショックが人を目覚めさせる効果があることを紹介しました。今回は、その乗り越え方をビジネスパーソンB氏の例を通じて考察します。
B氏は社長候補から平社員への降格というキャリアショックを経験しましたが、「好きなことをやろう」と転職を決意。新たなベンチャー企業でのチャレンジに気づき、キャリアの再構築に成功したのです。
このプロセスでは「終焉」を経て新しい始まりに進むこと、そして未予測の変化を受け入れ創造的に対処する「開かれた系の思考」が重要でした。
変化は自分の制御下にないものと認識し、それをチャンスに変えていく柔軟性が、プロフェッショナルに求められているのです。
この考え方は、計画的なキャリア管理に陥る現代人にとって、大きなヒントとなるでしょう。
出典 : <第4回>キャリアショックを乗り越えるヒント|ミドル期の挫折とキャリア|コラム| https://www.works-i.com/column/middle/detail004.html